喝采
2018年09月11日
こんにちは。お久しぶりの青木です。
今日は好きな曲のお話をひとつ。
私が小学4年生位のとき、歌手のちあきなおみさんの『喝采』という曲がレコード大賞を獲りました。
亡くなってしまった恋人のことを想いながら、今日もステージに立っている という歌です。
『喝采』の歌詞は、ちあきさんの実体験が基になっていると言われています。
(実際は作詞家が書いた歌詞が、偶然ちあきさんの実体験に似ていたので、実体験ということにした。ということらしいですが…)
歌詞の中に、「喪服のわたしは 祈る言葉さえ 失くしてた」という歌詞があります。
こんなところに、昭和の歌謡曲には、平成時代の曲にはない情緒があるように感じます。
今はそんな歌は流行らないのかもしれませんが…
当時の私は子どもながらに、来年も再来年もまたこの曲がレコード大賞を獲ったらいいのに…と思いました。
皆さんもぜひ一度聴いてみてください!
以下、喝采の歌詞を引用します。
『喝采』 歌:ちあきなおみ 作詞:吉田旺 作曲:中村泰士
いつものように幕が開き
恋の歌うたうわたしに
届いた報らせは 黒いふちどりがありました
あれは三年前 止めるアナタ駅に残し
動き始めた汽車に ひとり飛び乗った
ひなびた町の昼下がり
教会のまえにたたずみ
喪服のわたしは 祈る言葉さえ 失くしてた
つたがからまる白い壁
細いかげ長く落として
ひとりのわたしは こぼす涙さえ忘れてた
暗い待合室 話すひともないわたしの
耳に私のうたが 通りすぎてゆく
いつものように幕が開く
降りそそぐライトのその中
それでもわたしは 今日も恋の歌 うたってる